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2018年9月10日

未来の医療への回転扉(9)<問題はどこまでも残るでしょうが> 後藤眞

 しかし、その錦の御旗のEBM診療も、ビッグファーマシーや、御用学者が恣意的に作ったアルゴリズムであることもあってか、つぎつぎと改訂され、なにが正しいEBMなのかこんがらかってしまうことが、はっきりしてきており、未来の医療は、ガラガラポンを繰り返していくだろうと予測されます。また、EBMは過去の医療データを基礎に作られるため、環境が激変し、病気自身が変わっていく未来の時代に、Evidenceなどと威張っていられるのかどうか怪しくなってきています。無論新しい方法論によるEBMなり、NBMなどが出現するとは思われますが。また、デイープラーニングを継続するAIといえども故障するし、AI診療も最初から鉄壁ではないうえに、すべての人間が、病気になったり、老化したり、死ぬわけですから、パイは随分小さくなるかもしれませんが、我々人間は、未来もほそぼそと診療を継続していけるのではないかと根拠のない安心感を抱いています。しかし、お互い、AIに負けないように、思考方法を大転換する必要があるのではないでしょうか。



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