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2018年11月15日

長期にわたる治療期間 病と上手に付き合ってQOLを向上させる-08 佐野靖之 「隠れぜんそく」-06章 発売元 株式会社 幻冬舎より

QOLをアップさせるためには適度な運動も大事

 対して、子どもの場合は、寛解を目指すには運動が非常に大切です。身体が成長すると肺も成長して寛解することが知られていますので、この時期、ぜんそくだからと運動を必要以上に制限するよりも、積極的に適度な運動をさせてあげてください。子どもの場合は、成人と異なり、前述のサッカーやラグビーなどもOK。一点注意したいのは、子どもは何事も夢中になりがちということ。過度に気にすることはありませんが、「健常者でもやりすぎだな」と思うほど夢中になっていたら休ませましょう。そして、子どもの場合も「薬で症状をコントロールができているなら」という但し書きが付きます。心配な場合は、担当医に相談してください。
 運動をする際に注意してほしいのは、①十分な準備運動、②食後すぐの運動は避け、最低でも1時間後からスタートすること、③冬場はマスクを着用し、なるべく鼻で呼吸をすること、④秋・冬は気温の低い早朝の運動は避けること、⑤苦しくなったらすぐに休み、腹式呼吸をすること、⑥運動誘発ぜんそくがある人は運動前に薬を吸入すること、⑦運動中に咳が強く出たり息苦しくなればそこで休むことなどです。

 正しく薬を吸入しながら、適度な運動を心掛ければ、ぜんそくはもちろん、成人病など
ほかの病気の防止にもなります。



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