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2019年4月11日

未来の医療への回転扉(1) 後藤 眞

〈はじめに〉
 人間社会は、すべからく過去の遺産の地層の上に乗っかって、進行してきています。たまには、地殻変動で、地層が逆転したり、歪になったりしますが。繰り返し叫ばれる戦後社会の人口動態や疫学については、記載しませんが、団塊の世代が、働かなくなったら、日本社会は、間違いなく20年程度で雪崩を打って崩壊するでしょう。団塊の世代は、短時間ですが、「Japan as No.1」の、曲がりなりにも栄華を満喫しましたのでいいのですが、団塊ジュニア以降、つまり、現在、50歳未満の現役世代は、何一つ良い思い出がない「不運の世代」で、お気の毒様としか言いようがありません。
 さらに、不運の世代の医師がどこまでも不運なのは、患者の超高齢化と医療技術の破壊的高度化による医療環境の急速な複雑化と医療のバーゲンセールによる医師の疲弊と排除でしょう。
 アメリカの最近の統計では、医師の50%以上が、燃えつき症候群に罹患し、3ヶ月内で、医師の10%以上が、重大な医療ミスを1回以上犯したそうです。
 医療費や、医療者が、日本に比べはるかに潤沢なアメリカでこの有様です。
どうしたら、「不運な世代」は生き延びることができるのでしょうか?



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